最終課題と修了式、そしてビクトリアへの感動の小旅行

カナダ留学

いよいよ最後の段階に入り、私たち異文化体験コースの学生には自由研究が与えられました。

何人かでグループを作り、一つテーマを決めて調べ、それをみんなの前で発表するというものです。私たちのグループは「チーズ」について調べることになりました。

みんなで取り組んだ、はじめての自由研究

街へ出て、チーズを売っているお店で種類や値段、特徴などを英語で質問し、その答えを書き取ります。お店の方も大変だったと思います。日本から来たシニアの私たちが、たどたどしい英語で一生懸命に質問しているのですから、今思い出すと少しおかしくて、思わず笑ってしまいます。

それでも何とか調べて、大きな白い紙にまとめました。

みんなの前に出て英語で発表!とってもドキドキしました!

発表の日はとても緊張しましたが、一人ひとり前に出て発表し、良い経験になりました。英語でたどたどしいながらも一生懸命に説明したことを覚えています。今思い出せばこれもまた心に残る思い出です。

胸がいっぱいになった、あたたかい修了式

その日の午後には、修了式が盛大に行われました。立派な修了証書をいただき、キャサリン先生からは、一人ひとりに心のこもったメッセージをいただき、本当に胸がいっぱいになりました。

修了証書をいただいて感激!

夕方からはディナークルーズで、船の中で夕食をいただきました。

可愛らしい街並みに心が和んだ、ビクトリアの旅

そして、9月30日から10月1日にかけて、最後の締めくくりとして私たちは少し足を伸ばして、海を渡った先にある美しい街ビクトリアを訪れました。朝早く、港からフェリーに乗り込み、ゆったりとした時間の中で旅が始まります。

潮風とともに、フェリーでビクトリアへ

利用したのは、BC Ferries。バンクーバーのトワッセンから出発し、バンクーバー島のスワーツベイまで約1時間半の船旅です。広々とした船内にはカフェや売店もあり、まるで小さなクルーズのよう。デッキに出ると、どこまでも続く青い海と点在する島々が目に飛び込んできます。運が良ければシャチやアザラシに出会えることもあるそうで、私たちも目を凝らして海を眺めていました。

揺れも少なく、とても快適な時間。気づけばあっという間にビクトリアに到着です。

ビクトリアは小さくて美しい街で、まるでシンデレラが馬車で走っていくような、そんな可愛らしい雰囲気の街でした。

優雅な街並みと歴史の象徴「州議事堂」

最初に訪れたのは、ブリティッシュコロンビア州議事堂。ビクトリアのインナーハーバーに面して建つこの建物は、1898年に完成した歴史ある議事堂です。

近くで見ると、その壮麗な建築に思わず息をのみます。白い外壁に緑のドーム、そして細部まで美しく装飾されたデザインは、まるでヨーロッパに来たかのような気分にさせてくれます。広がる芝生と花壇も丁寧に手入れされており、市民や観光客の憩いの場になっていました。

夜には無数の電球でライトアップされるそうで、時間があればぜひ見てみたかった風景のひとつです。

憧れのホテルで過ごす特別な時間

続いて訪れたのは、ビクトリアを代表する名門ホテル、フェアモント エンプレス。1908年創業のこのホテルは、カナダ太平洋鉄道が建設した由緒ある建物で、英国風の優雅な雰囲気が漂います。

ここでのお楽しみは、なんといってもアフタヌーンティー。格式あるラウンジに足を踏み入れると、上品なティーカップや三段トレイに盛り付けられたスイーツが並び、まるで映画のワンシーンのような空間が広がっていました。

サンドイッチ、スコーン、ケーキと順にいただきながら、香り高い紅茶をゆっくり味わう時間は、まさに至福のひととき。スコーンにはクロテッドクリームとジャムが添えられ、本場さながらの味わいに感動しました。

「こんな時間の使い方もあるんだな」と、心から豊かさを感じた瞬間でした。

花の楽園「ブッチャートガーデン」

旅の最後に訪れたのは、ブッチャートガーデン。ここは、かつて石灰岩の採掘場だった場所を庭園として生まれ変わらせた、世界的にも有名なフラワーガーデンです。

園内にはテーマごとに異なる庭園が広がっており、中でも印象的だったのがサンケンガーデン。すり鉢状の地形いっぱいに花々が咲き誇り、まるで色彩の絨毯のようでした。

ローズガーデンでは甘い香りに包まれ、日本庭園では静かな池と緑に癒される…歩くたびに景色が変わり、どこを切り取っても絵になる美しさです。

季節によって花の種類が変わるため、訪れるたびに違う表情が楽しめるのも魅力のひとつ。時間を忘れて、ゆっくりと散策したくなる場所でした。

海を越えて出会った、もうひとつのカナダ

バンクーバーからほんの少し足を伸ばしただけで、こんなにも雰囲気の違う街に出会えることに驚きました。自然と歴史、そして優雅な文化が調和したビクトリアは、まさに“大人のための旅先”。

フェリーの時間も含めて、すべてが特別な体験として心に残っています。
またいつか、今度は季節を変えて訪れてみたい——そんな思いが自然と湧いてくる、忘れられない一日となりました。

初めてのカナダ留学の終わりに

1か月間、カナダでの生活にすっかり浸って過ごしてきました。
豊かな自然と、人々の温かさ、そして異文化に触れ、少しだけ世界が広がったような気がします。

英語はほんの少し分かるようになった程度でしたが、「もっと勉強して、いろいろな国の人と話してみたい」と思うようになりました。
あのとき、「よし、また考えてみよう」と思った自分が、今でも心に残っています。

ちなみに、そのとき英語のクラスで寮も同じだったK・Yさんとは、今でも電話や手紙で連絡を取り合っています。

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